米Google傘下の広告事業Doubleclickは現地時間2013年10月18日、米Facebookとターゲット型広告に関して提携を結んだと発表した。Doubleclickの広告入札プラットフォーム「DoubleClick Bid Manager」(旧称「Invite Media」)からFacebookのターゲット型広告サービス「Facebook Exchange(FBX)」へのアクセスを可能にする。

 FBXは、ユーザーのFacebook外部でのオンライン行動に基づいて広告を配信するリアルタイム入札方式の広告サービス。今回の提携のもと、DoubleClickを採用している広告主および広告代理店は数カ月以内に、DoubleClick Bid ManagerでFBXの広告枠を購入できるようになる。

 オンライン広告市場で激しい競争を繰り広げている両社だが、今回の提携により、FacebookはDoubleClick Bid Managerを通じて広告枠の販売数を高め、GoogleはDoubleClick Bid Managerのワンストップショップとしての地位を強化できる。Doubleclick製品担当上級マネージャーのPayam Shodjai氏は「パートナーシップはGoogleにとって成功の鍵となってきた」と述べており、一部の米メディア(Wall Street Journal)は今回の提携を「打算的な結婚」にたとえている。

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