メディアキャストは2013年10月21日、デジタルデータ放送用BMLオーサリングツール「Foliage typeA 」の新バージョン「Foliage typeA Version3.2」の販売を同日開始すると発表した。

 
 Foliage typeAは、「マウスで直観的に操作できる汎用BMLオーサリングツール」。地上波各局やBSデジタル各局、ケーブルテレビ事業者、コンテンツ制作会社などに導入実績がある。新バージョンのVersion3.2では、ARIBで規格化されたHybridcastと連携するための関数や機能をサポートしており、Hybridcast連携のデータ放送コンテンツの開発を支援するという。

 HTML5を採用するHybridcastは、IPTVフォーラムで2013年3月に技術仕様を策定した。ただし、BMLによるデータ放送は、HybridcastやVODなどのネット連携サービスへの入り口としての役割を担う。また、Hybridcast対応の受信機が広く普及するまで各放送局はHybridcastとデータ放送の併用運用となるため、当面の間はデータ放送とHybridcastの連携が必須となる。

 新バージョンのVersion3.2は、Hybridcastと連携するための各種関数や機能が盛り込まれた「ARIB STD-B24 5.8」「ARIB TR-B14 5.2」「ARIB TR-B15 6.1」に準拠しており、AITコントロールドアプリケーション連携や、VOD連携、スマートデバイス連携などの関数をサポートする。

 Foliage typeA Version3.2の販売価格は、新規購入で59万8千円(1ライセンス/税別)、旧バージョン(Version2以前)からのアップグレードは24万8千円(1ライセンス/税別)。Version3ユーザーは無償でダウンロード可能。

[発表資料へ]