米国の求人・キャリア情報サイトGlassdoorが現地時間2013年10月17日に公表した2013年版のソフトウエアエンジニアの給与リポートによると、過去1年間に米国で最も基本給が高かった企業はJuniper Networksで、年間基本給の平均は15万9990ドル(約1565万円)だった。これに次いだのがLinkedInで13万6427ドル(約1335万円)。3位はYahoo!の13万312ドル(1275万円)。この後、Googleの12万7143ドル、Twitterの12万4863ドルと続いた。

 上位10社にはこのほか、Apple(6位)、Oracle(7位)、Facebook(9位)などが入った。また10位以降を見ると、NVIDIAが12位で、eBay、Amazon.com、Hewlett-Packard(HP)の順で続いている。Microsoft(18位)とIntel(19位)も上位25社に入った。

 Glassdoorによると、これら上位25社におけるソフトウエアエンジニアの年間基本給は、いずれも米企業全体のソフトウエアエンジニア平均基本給である9万2790ドル(約910万円)を上回っている。また上位25社に入らなかった企業には、Dell(9万9748ドル)、Citrix Systems(9万6649ドル)、Texas Instruments(9万5815ドル)、IBM(9万3716ドル)などがあるが、これらも米企業の平均を上回っている。

 Glassdoorは、利用者が自分の会社の評価を投稿できるコミュニティサイトの仕組みを導入している。今回の調査は、2012年10月1日から2013年9月30日の期間に寄せられたソフトウエアエンジニアの基本給に関する情報を集め、50以上の報告があった企業を対象に集計した。

 このほか平均基本給が最も高かった地域はカリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアで、11万1885ドルだった。2位はワシントン州シアトルの10万3196ドル、3位はカリフォルニア州サンディエゴの9万3993ドル。またソフトウエアエンジニアを最も多く雇用している地域もサンフランシスコ・ベイエリアだった(3846社)。ニューヨーク市(2264社)と首都ワシントン(2139社)がこれに続いている。Glassdoorによると、現在米国では1万5732社がソフトウエアエンジニアを雇用しているという。

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