写真●「私の健康ブック」で、血圧の数値の推移をグラフ化したところ
写真●「私の健康ブック」で、血圧の数値の推移をグラフ化したところ
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 パナソニックヘルスケアは、2013年10月18日、香川県高松市で行われている「第17回日本遠隔医療学会学術大会」で、企業や健康保険組合が社員・組合員の健康管理に利用できるアプリケーションを参考展示した(写真)。

 名称は、健康管理システム「私の健康ブック」。パナソニック製“スマート家電”シリーズの血圧計、体組成計、活動量計で測定したバイタルデータを、専用のアプリをインストールしたスマートフォンに自動的に送信できる(NFC規格準拠)。データはスマート家電サーバーおよびそれと連携した私の健康ブックサーバーに蓄積され、パソコンはもちろんタブレットやスマートフォンでグラフ化するなどして、自分のデータを視覚的に把握できる。

 なお、パナソニックヘルスケアは近い将来、健康保険組合が実施する健康診断のデータや、主に処方された薬品のデータであるレセプトデータを、バイタルデータ同様に管理できるようにする計画。実現すれば、毎日の測定データと、定期健康診断の結果、病院やクリニックでの薬品の処方情報などが組み合わされた、総合的な健康管理ソリューションとなる。来年度の商品化を目指しており、既にパナソニック健康保険組合で試験的に運用を始めている。