Ruby Prize実行委員会は2013年10月18日、最終ノミネートの対象者を発表した。近永智之氏、Zachary Scott氏、柴田博志氏の3人を選出した。2013年11月21日に開催するRubyWorld Conference 2013で受賞者1人を発表、表彰する。

 Ruby Prizeは、直近2~3年にRubyコミュニティにおいて顕著な活動実績や功績があった個人を表彰する賞。Rubyアソシエーション、日本Rubyの会、松江市によるRuby Prize実行委員会が主催する。「いわば、Rubyに関する『新人賞』」(Ruby Prize実行委員 まつもとゆきひろ氏)。受賞者には、副賞として松江市から100万円が贈呈される。

 近永智之氏はRuby2.0のブランチメンテナ。Zachary Scott氏は2012年にRubyコミッターに就任、ドキュメンテーションの改善や、外部からの改善提案の評価および取り込みなどの活動を行っている。柴田博志氏はRuby関連サイト群をメンテナンスし、新サーバーへの移行やソフトウエア更新などを実施してきた。

 RubyWorld Conference 2013は、Rubyアソシエーション、島根県、松江市、国立大学法人島根大学、松江工業高等専門学校、ジェトロ松江貿易情報センター、しまね産業振興財団、島根県情報産業協会、しまねOSS協議会で構成された実行委員会が主催し、Rubyの作者まつもとゆきひろ氏が実行委員長を務めるカンファレンス。2013年11月21日と22日に島根県松江市で開催する(関連記事)。

[発表資料]