写真●MaLion 4の画面(出典:インターコム)
写真●MaLion 4の画面(出典:インターコム)
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 インターコムは2013年10月18日、エージェント型クライアント管理ソフトの新版「MaLion 4」(写真)を発表した。2014年2月に販売開始する。新版では、サポートが切れるWindows XP端末向けのセキュリティー機能を追加するほか、Mac端末の管理機能をWindows端末並みに強化する。参考価格は、100クライアントで100万円(税別)。

 MaLion 4は、クライアント管理ソフトである(関連記事:インターコムがクライアント管理ソフト「MaLion 3」の新版、管理台帳を強化)。専用のエージェントソフトをインストールしたクライアントPC(WindowsおよびMac)の状態を、管理サーバーから一元的に管理できるようにしている。主に、情報漏洩対策(クライアント操作の監視と制御)と、IT資産管理(インベントリー情報の収集とソフトウエア配布)の二つの機能を提供する。

 新版では、(1)Windows XPのセキュリティー強化、(2)オフライン端末を対象としたIT資産管理、(3)Macの管理強化、---の三つの機能を強化する。

 (1)は、2014年4月9日にサポートが終了するWinodws XP向けに、セキュリティー機能を強化する。Windows XPからのWebアクセスやUSB接続型外部デバイスの使用を禁止できるようにする。特定のWebサイトや特定のUSBデバイスだけを使用可能にすることもできる。また、WSUS(Windows Server Update Services)と連携し、更新プログラムの適用状況をMaLion 4上で一括管理できるようにする。

 (2)は、エージェントを導入していない端末(ネットワークにつないでいない端末など)についても、IT資産情報(インストールされているソフトウエア資産の情報など)を収集できるようにする。専用の収集プログラムを導入したUSBメモリーを介して、オフラインで収集できるようにする。

 (3)は、MacをWindows並みに管理できるようにする。具体的には、これまでWindowsに限って利用できていたリモートコントロール機能や、SSL接続時にアプリケーションから通信データを取得してアクセス制御の判断材料とする機能などを、Macでも利用できるようにする。