米Verizon Communicationsは現地時間2013年10月17日、同年第3四半期の決算を発表した。連結売上高は302億7900万ドルで、前年同期と比べ4.4%増加した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は55億7800万ドル、営業利益は71億2800万ドルで、いずれも前年同期比30.0%増加した。1株当たり利益(EPS)は0.78ドルとなり、前年同期の0.56ドルから39.3%拡大した。

 一部帯域の売却益と、英Vodafone GroupからのVerizon Wireless株購入に関わる費用を除いた非GAAPベースの場合、EPSは前年同期比20.3%増の0.77ドルとなる。

 無線事業の売上高は203億9900万ドルで、前年同期比7.2%増加した。サービス収入は同8.4%増の175億1600万ドル、器機関連収入が同3.6%増の19億2400万ドルだった。

 契約回線の純増数は106万回線で、そのうちポストペイド(料金後払い式)は93万回線だった。当期末時点の契約回線数は前年同期比5.5%増の1億115万回線となり、そのうちポストペイドは9519万回線。ポストペイド契約1件当たりの売上高は月平均155.74ドルで同7.1%増加した。

 当期にポストペイド回線でアクティベートされた携帯電話の84.9%をスマートフォンが占めた。また、ポストペイド契約者の67%がスマートフォンを使用している。

 米メディアの報道(Forbes)によると、アクティベートされたスマートフォンのうち51%にあたる390万台が「iPhone」だった。

 有線事業の売上高は98億1400万ドルで前年同期比1.0%減少した。消費者向けは同4.3%増の37億ドルと好調だった。中でもFTTHサービス「FiOS」は同13.4%増の28億ドルを創出した。

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