写真●Tableau 8.0の画面
写真●Tableau 8.0の画面
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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2013年10月17日、業務部門の現場担当者に向いたBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Tableau 8.0」(写真)を発表、同日提供を開始した。簡単に使えることに注力している。個人のパソコン上で単体で動作するほか、作成した分析レポートをWebで共有する使い方もできる。価格(税別)は、スタンドアローンで動作するデスクトップで25万円から。開発会社は、米Tableau Software。

 個人のWindowsパソコン上でスタンドアローンで動作し、導入が容易という。BIのデータソースとして一般的なRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)だけでなく、ExcelやAccessなどのデータを取り込める。こうして取り込んだデータを元に、分析/可視化/レポート作成できる。高度なスキルを必要とせずにデータを分析できるとしている。

 ソフトウエアは主に、スタンドアローンで動作する基本ソフト「Tableau Desktop」と、Tableau Desktopで作成した分析レポート/ダッシュボードをWebで共有して分析できるようにするサーバーソフト「Tableau Server」で構成する。最初はTableau Desktopだけを導入して使い始め、導入規模が大きくなったらTableau Serverを追加導入して分析レポートを共有する、といった段階的な導入ができる。また、分析レポートを配布してデスクトップ上で閲覧/分析できるようにするソフト「Tableau Reader」も無償で用意している。

 なお、開発会社の米Tableau Softwareは、2012年11月に日本法人のTableau Japanを設立している。伊藤忠テクノソリューションズは、日本法人設立後では初めての国内販売代理店であり、国内販売代理店としてはエス・エス・エス(現在はグローバルプレナーズが販売)に次ぐ2社目に当たる。