写真●楽々WorkflowII Ver.6.3の画面(スペイン語の画面)
写真●楽々WorkflowII Ver.6.3の画面(スペイン語の画面)
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 住友電工情報システムは2013年10月17日、Web型ワークフローソフトの新版「楽々WorkflowII Ver.6.3」(写真)を発表、同日販売を開始した。新版では、人事異動情報の事前登録機能や連続承認機能などを追加したほか、任意の表示言語を選べるようにした。1CPU当たりの価格(税別)は、1Windows版とLinux版が250万円、各種UNIX版が350万円。

 楽々WorkflowIIは、Web型で動作する申請/承認ワークフローソフト(関連記事:画面開発を強化したワークフローソフト、住友電工情報システムが展示)。簡単な申請業務ならプログラミングすることなく開発できるとしている。稟議処理や旅費精算などの業務テンプレートを、あらかじめ用意している。“根回し”など日本の商習慣に合ったフローを実現できるという。

 今回の新版では、機能や画面を強化した。新機能の一つは、人事異動にともなうユーザー情報の更新を、人事異動前に事前登録する機能である。これにより、人事異動当日にユーザー情報が自動的に切り替わるようになる。さらに、これまで利用できていた日、英、中の3言語のほかに、任意の言語を表示できるようにした。このための新機能として、メッセージ、メニュー、タイトルの翻訳表をCSV形式で出力/編集/入力できるようにした。

 連続承認時の画面操作性も高めた。これまでは、一つの案件で承認を完了した際、いったん案件一覧画面に推移してから次の案件の承認画面に移るといった使い方しかできなかった。連続して大量の案件を承認したい場合に、使い勝手が悪かった。新版ではこれを改め、ある案件の承認完了とともに次の案件の承認画面を表示できるようにした。

 Javaで開発されており、稼働環境としてApache Tomcatなど各種のJavaアプリケーションサーバー(Servlet/JSPサーバー)が必要になる。また、別途、データ格納用にリレーショナルデータベース管理システム(DB2、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL)が必要になる。