パシフィックビジネスコンサルティング（PBC）は2013年10月16日、米マイクロソフトが開発・販売しているERP（統合基幹業務システム）パッケージ「Microsoft Dynamics NAV 2013」をクラウドサービスとして提供する「NAV-CLOUD」を発表した。提供開始は11月1日から。

　Dynamics NAV 2013は、日本国内では日本マイクロソフトが販売せずにパートナー経由のみで販売している中堅・中小企業向けのERPパッケージ。PBCによると「Dynamics NAVのクラウドサービスとしての提供は日本初となる」という。

　NAV-CLOUDで提供する機能は、会計、債権債務管理、固定資産管理、販売管理、生産管理、人事管理など。多言語多通貨を持つことから、中堅・中小の日本企業に加え、日本企業の海外拠点や外資系企業の日本法人への導入も狙う。海外拠点に導入する場合は、海外のDynamics NAVのパートナー企業が導入支援や保守サポートを提供することも可能。

　料金は初期設定費用が3万円、月額基本使用料が1万円。別途、Dynamics NAV 2013のライセンス料金が必要。ライセンス料金は全ての情報の書き込み、読み取りができるフルユーザーライセンスの場合、1ユーザー当たり月額1万8000円となる。