写真●紙文書を電子化する「knowledgeLake Capture」の画面例
写真●紙文書を電子化する「knowledgeLake Capture」の画面例
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 PFUは2013年10月17日、マイクロソフトのSharePoint Server向けに、紙文書の電子化と活用に最適な「ドキュメントソリューション for SharePoint」の販売を同日に開始すると発表した。

 SharePointはコラボレーション基盤として国内でもシェアを伸ばしつつあるが、標準機能のままでは、文書の検索、業務システムとの連携、紙文書の電子化に課題があり、様々な業務上の要求に十分に応えることができなかった。PFUによれば、ドキュメントソリューション for SharePointの提供により、SharePointのライブラリ機能を大幅に強化できるという。

 ドキュメントソリューション for SharePointでは、北米で1000社以上の導入実績のあるPFUの100%子会社、米KnowledgeLakeのソフトウエアと、PFUの豊富なドキュメントソリューションの構築実績と文書管理ノウハウを合わせて提供する(写真)。具体的には、(1)KnowledgeLake製ソフトウエアによる高度なインデックス検索、(2)業務システムからの文書検索、閲覧、登録、(3)業務用イメージスキャナー「fiシリーズ」と連携した効率的な紙文書の電子化---に加えて、設計・導入・利用者操作教育の各サービスからなるプロフェッショナルサービスが提供される。

 ソリューションの適用分野としては、営業証憑(しょうひょう)の管理、契約書管理、人事関連の文書の管理(保険関連書類、人事評価など)といった各業種共通の業務のほか、情報漏洩対策、知識集約を目的とした開発プロジェクトで発生するドキュメントの一元管理(主に製造業向け)、ローン申し込み・口座開設時の申請書および身分証明書などの保管(主に金融業向け)を想定している。

 価格は、1システム同時接続数10人の場合、300万円から(税別、ハード、SharePointのライセンス費および構築費を除く)。販売目標は今後3年間で100システム、20億円の売り上げを目指すという。

[ドキュメントソリューション for SharePointのホームページへ]
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