アクアシステムズは2013年10月16日、データベース監査ソフト「AUDIT MASTER」の新版「3.0.1」を発表、同日販売を開始した。新版では監査対象のデータベースを拡大。Oracle DatabaseとSQL Serverに加え、新たにMySQLを監査できるようにした。価格(税別)は、解析ソフト本体(監査データを格納する管理用のリポジトリーデータベースを内蔵)が40万円で、監査対象データベースごとに1サーバー当たり80万円からのライセンスが必要。

 AUDIT MASTERは、内部統制のためのデータベース監査を主な目的とした、トランザクションログ解析ソフト(関連記事:アクアシステムズがDB監査ソフト新版を出荷、SQL ServerやSaaSで利用可能に)。リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)が標準で備えるAUDIT機能(監査用ログ出力機能)を利用して、個々のSQLトランザクションのほか、ログイン成功/失敗、特権ID操作(SYSDBA操作)、重要なテーブルに対する操作---などのログを取得し、これを解析する。

 今回の新版では、監視対象のRDBMSを拡大した。元々のAUDIT MASTERはOracle Database専用ソフトだったが、2012年11月に出荷を開始した現行版「3.0」で、新たにSQL Serverのログを解析できるようにした(SQL Serverが標準で備えるAudit/Trace機能を使ってログを取得する)。そして今回、マイナーバージョンアップによってMySQLのログ解析を可能にした。

 新版で監査可能なRDBMSは以下の通り。Oracle Databaseは、Oracle Database 8.1.7/9.2.0/10.1.0/10.2.0/11.1.0/11.2.0。SQL Serverは、SQL Server 2000/2005/2008/2008 R2/2012。MySQLは、MySQL 5.1以上。AUDIT MASTER本体の稼働OSは、Windows XP/Vista/7/8、Windows Server 2008/2008 R2/2012、Red Hat Enterprise Linux 5.5+以上/6.x以上、Solaris 10。