写真●「Oracle Social Relationship Management」の画面例。キャンペーンの効果分析画面
写真●「Oracle Social Relationship Management」の画面例。キャンペーンの効果分析画面
[画像のクリックで拡大表示]

 日本オラクルは2013年10月16日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用したマーケティングを支援するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)「Oracle Social Relationship Management」の提供を開始した(写真)。SNSのアカウントの管理を支援する「Social Marketing」と、SNS上のデータを分析する機能を持つ「Social Engagement and Monitoring」の二つのサービスで構成する。

 Social Marketingは企業がFacebookやTwitterといったSNSに複数のアカウントを持つ場合、全てのアカウントを統合して管理する一方で、それぞれのSNSに合った投稿を実現する機能などを提供する。フォトコンテストといったキャンペーンを実施するためのアプリケーションの開発を支援する機能に加え、ファン数の推移などからキャンペーンの効果を分析する機能も持つ。

 Social Engagement and Monitoringは、一般利用者のSNSへの投稿をテキスト解析し、自社や自社の製品、サービス、競合の動向などに関する評判を分析する機能を提供する。自社に対する苦情などがあった場合には、消費者対応の担当者に対応を依頼する機能もある。

 料金は両サービスを利用した場合、1ユーザー当たり月額10万8696円から。現時点で対応しているSNSは、Facebook、Twitter、Google+となる。なお日本オラクルは、サッポロビールがOracle Social Relationship Managementの日本初の利用企業であることも同時に発表した。