米Yahoo!が現地時間2013年10月15日に発表した同年第3四半期の決算は、売上高が11億3900万ドルで前年同期と比べ5%減少。提携企業に支払う手数料(TAC)を除いた売上高は10億8100万ドルとなり同1%減少した。

 会計原則(GAAP)ベースの純利益は2億9700万ドルで、前年同期の31億6000万ドルから91%減少した。前年同期の数字には、中国Alibaba Group(阿里巴巴)の株式売却益が含まれる。

 継続事業による純利益は前年同期比39%減の9300万ドル。希薄化後1株当たり利益(EPS)は同89%減の0.28ドルだった。

 特別費用などを除いた非GAAPベースの場合、純利益は前年同期比24%減の3億5800万ドル、継続事業による純利益は同27%減の1億7300万ドル、希薄化後EPSは同13%減の0.34ドルとなる。

 ディスプレイ広告による収入は前年同期比7%減の4億7000万ドル(TACを除いた場合は同7%減の4億2100万ドル)。広告販売数は同約1%増加したものの、広告単価は同約7%低下した(いずれも韓国を除く)。

 検索広告収入は前年同期比8%減の4億3500万ドル(TACを除いた場合は同3%増の4億2600万ドル)だった。ペイドクリックは同約21%増加したが、クリック単価は同約4%低下した(いずれも韓国を除く)。

 第3四半期は減収かつ大幅な利益縮小となったものの、アナリスト予測は上回った。米メディアの報道(USA TODAY)によると、アナリストらは特別費用を除いたEPSを0.33ドル、TACを除いた売上高を10億8000万ドルと予測していた。

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