NECパーソナルコンピュータの小野寺忠司執行役員
NECパーソナルコンピュータの小野寺忠司執行役員
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NECパーソナルコンピュータの山下敏嗣商品企画本部長
NECパーソナルコンピュータの山下敏嗣商品企画本部長
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一般的な13型液晶のノートパソコン(1.3kg前後)より、新しい「LaVie Z」が500mlペットボトル1本分軽いことを、天秤を使ったデモでアピールした
一般的な13型液晶のノートパソコン(1.3kg前後)より、新しい「LaVie Z」が500mlペットボトル1本分軽いことを、天秤を使ったデモでアピールした
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発表会で公開されていた、LaVie Zの内部。バッテリーが小さくなっている
発表会で公開されていた、LaVie Zの内部。バッテリーが小さくなっている
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「女性が片手でつまんで持てる」とLaVie Zの軽さを表現
「女性が片手でつまんで持てる」とLaVie Zの軽さを表現
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「VALUESTAR N」の発表会場でのデモ。視聴専用チューナーを1個、視聴・録画用のチューナーを4個内蔵している。このように4番組を同時に表示することも可能だ
「VALUESTAR N」の発表会場でのデモ。視聴専用チューナーを1個、視聴・録画用のチューナーを4個内蔵している。このように4番組を同時に表示することも可能だ
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 NECパーソナルコンピュータは2013年10月15日、パソコンの2013年秋冬モデル37製品を10月18日から順次発売すると発表(仕様の詳細記事)。併せて都内で発表会を開催した。

 発表会の冒頭で、小野寺忠司執行役員は、同社の戦略である「PC+(プラス)」の概念を説明した。同氏は、「近い将来、自動車などの乗り物や白物家電などを含む多くの機器がインテリジェントな機器になっていく。こうした機器を対象とした、さまざまなサービスが生まれる」と予測。パソコンに加えて、家庭内のさまざまな機器が連携する時代を「PC+時代」と定義した。それに備えて同社は、「パソコン自身を進化させるとともに、それ以外のデバイスも強化する」という方針をとるという。パソコン以外のデバイスの例として、同社がこれまでに発売したタブレット「LaVie Tab E」「同W」を紹介した。

 続いて登壇したNECパーソナルコンピュータの山下敏嗣商品企画本部長は、新製品のうち、「LaVie Z」と「VALUESTAR N」の特徴を紹介した。

 「LaVie Z LZ750/NSB」は、13.3型で2560×1440ドットのIGZO液晶ディスプレイを搭載したノートパソコン。13.3型ディスプレイ搭載ノートとしては、世界最軽量の795gを実現したとする。「軽量化のために、液晶、きょう体、バッテリーなど、ほぼ全てを見直した」(山下氏)という。

 LaVie Zには、1920×1080ドットのタッチパネル対応IPS液晶ディスプレイ搭載モデル(「LZ650/NS」シリーズ)もある。こちらは重さ964gで、タッチパネル搭載Ultrabookとして世界最軽量だという。山下氏は想定する対象ユーザーについて「795gの最上位モデルは軽さにこだわる人のためのプレミアムモデル。タッチパネルモデルは、操作しやすさと軽さの両方を求めるユーザー向けになる」と説明した。

 VALUESTAR Nは23型液晶一体型パソコン。最上位の「VN970/NS」シリーズは、デジタルテレビチューナーを5個内蔵した。4個が視聴・録画用、1個が視聴専用になっている。1画面に4種類のテレビ番組を同時に表示するといった、家電のテレビにはない使い方ができる。また、音質向上のため、磁力に反応する液体である「磁性流体」を使用したスピーカーを搭載。5チューナーの内蔵と、磁性流体スピーカーの採用は世界初だという。

 従来通り、Twitter上で話題になっている番組が簡単に分かる「つぶやきメーター」など、パソコンならではのテレビ視聴機能を数多く搭載している。山下氏は、「チャンネルが多くなると、見たい番組を見逃してしまうこともある。新しいVALUESTARなら、キーワードを設定しておくだけでどんどん録画できるし、思いがけない番組を発見できる。テレビの楽しみ方をスマートに進化させることができた」と自信を見せた。

 質疑応答では、小野寺執行役員がWindows 8.1(関連記事)についてコメント。「ユーザーインタフェースを大きく変更したWindows 8の使いにくかったところをきちんとフォローアップしている。(Windows 8.1を搭載したことによるパソコンの売れ行き拡大に)非常に期待している」と述べた。