写真1●ブースに展示されたBrocade VDX 6740-T
写真1●ブースに展示されたBrocade VDX 6740-T
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●経路を高速に切り替えるデモの内容を説明している様子
写真2●経路を高速に切り替えるデモの内容を説明している様子
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●デモ中、ケーブルを差し替えて経路を変更しているところ
写真3●デモ中、ケーブルを差し替えて経路を変更しているところ
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●Vyattaを使用するデモの構成
写真4●Vyattaを使用するデモの構成
[画像のクリックで拡大表示]

 ブロケード コミュニケーションズ システムズは、2013年10月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」の同社ブースで、スイッチ新製品の実機を展示。経路切り替えなどのデモも披露している。

 ブースでは、スイッチ新製品の「Brocade VDX 6740/6740-T」の実機を初展示した(写真1関連記事)。ここで見られるデモは2種類。1つは、TRILL(関連記事)を使用して4台のVDXスイッチを結ぶ経路を高速に切り替える様子を、映像を流しながら見せる内容である(写真2写真3)。もう1つのデモは、ソフトウエアルーターの「Vyatta」を使用したもの(写真4)。アマゾンのVirtual Private Cloud(VPC)でVyattaを使えることを利用して、テストマシンがある拠点と、日本および米国にあるVPC上のVyattaの間でIPsec VPNトンネルを構築。このVPNトンネルを介してデータをやり取りする様子を見られる。

 Vyattaについても最近新製品の「Brocade Vyatta 5600 vRouter」を発表している。これは通信事業者およびハイエンドのデータセンター事業者向け。インテルのDPDKを利用しており、ラインレートに近いスピードが出る高性能な仮想ルーターだという。「通信事業者のコアネットワークでソフトウエアコンポーネントして使ってもらう」などのケースを想定している。

 ブロケードは、TRILL/TRILL FGLとSDNに対応するスイッチ(VDX)による堅牢、高可用性で自動化された物理ネットワーク基盤と、その上におけるネットワークの仮想化を提唱している。