会計ソフトの開発・販売を手がけるミロク情報サービス(MJS)は2013年10月10日、連結会計ソフト「Conglue」を開発・販売するプライマルと資本業務提携契約を締結した。

 MJSがプライマルの第三者割当増資を引き受け、発行済み株式数の33.3%を保有する。IFRS(国際会計基準)の任意適用の条件緩和や、財務報告をXMLデータで記述する「XBRL」の適用範囲の拡大などによる開示の高度化が背景にある、とMJSは説明している。

 今回の提携により、MJSの税務申告システムやERP(統合基幹業務システム)パッケージと、プライマルの連結会計ソフトやXBRLツールなどを組み合わせ、「個社の会計から、連結会計、連結納税までのグループ経営を広範囲にわたって支援するソリューション提供を目指す」(MJS)という。

 IFRSを日本企業向けに修正・削除した「日本版IFRS(J-IFRS、エンドースメントされたIFRS)」などのへの対応を視野に入れた製品を開発していく。両社は2102年2月に業務提携を発表していた。