写真1●サーバーワークスの「クラウドファイルサーバー スターターパック」
写真1●サーバーワークスの「クラウドファイルサーバー スターターパック」
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 サーバーワークスは、2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催されている「ITpro EXPO 2013」に、先月提供を開始したWindowsファイル共有サービスの「クラウドファイルサーバー スターターパック」を展示している(写真1)。これは、ユーザー企業の社内LANから、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上に構築したWindows Server 2012搭載の仮想ファイルサーバーにアクセスできるサービス。

 Windows Serverのドメインコントローラーは、社内LANに設置したものを利用する。Active Directoryによる、利用権限の設定が可能である。提供するストレージ容量は、1T~32Tバイト。標準構成なら、最短1週間で利用を開始できるという。

 価格は、初期費用が28万円、月額費用が2万8000円から(AWS利用料は別途)。オプションで、AWSのスナップショット機能による5世代までのバックアップ取得や、WSUS(Windows Server Update Services)によるパッチ適用を実施するマネージメントサービスを提供する(価格は、サーバー1台当たり月額3万円)。

 なお、「クラウドファイルサーバー スターターパック」を用いる際は、社内LANとAWSの仮想プライベートクラウド「Amazon Virtual Private Cloud」(VPC)をVPN(Virtual Private Network)で結ぶ必要がある。VPCと専用線接続サービス「AWS Direct Connect」、丸紅アクセスソリューションズのIP-VPNサービス「VECTANT セキュアクラウドアクセス」を組み合わせた同社のサービス「クラウド直結スターターパック」の利用が推奨されている。