写真●ノベルの「SUSE Cloud 2.0」
写真●ノベルの「SUSE Cloud 2.0」
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 ノベルは2013年10月8日に発表した、商用OpenStack製品の新版「SUSE Cloud 2.0」を、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」の同社ブースに出展している(写真)。SUSE Cloudはプライベートクラウドを構築するディストリビューションで、ベースOSにSUSE Linux Enterprise Server、クラウドオーケストレーターにOpenStackを採用。新版の2.0では、OpenStackのリリースを従来のEssexからGrizzlyに更新した。

 特徴は、サポート対象の仮想化プラットフォームがKVMやXen、Hyper-V、VMware ESXiと多彩なこと。また、ドキュメントやテクニカルサポートを含めて、エンタープライズの実用システムを構築する環境が整っている。ただし、国内ではこの新版からSUSE Cloudを市場投入したこともあり、コンサルテーションサービスについては今後徐々に体制を整えるという。

 SUSE Cloud 2.0はSUSE LinuxやOpenStackのほか、米Dell社が中心となってオープンソースで開発されているインストール支援ツールの「Crowbar」などで構成する。オプションで、リソース監視や死活監視を行う「SUSE Manager」、仮想化イメージの作成やデプロイを管理する「SUSE Studio ISVs」を用意している。