写真1●展示ブースに取り付けてある、独MOBOTIX製のネットワークカメラ「Q24M」
写真1●展示ブースに取り付けてある、独MOBOTIX製のネットワークカメラ「Q24M」
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写真2●大画面のモニターで、人の動線を色別に表示する「動線密度解析機能」を紹介
写真2●大画面のモニターで、人の動線を色別に表示する「動線密度解析機能」を紹介
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 NTTPCコミュニケーションズは、2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」で、拠点に設置したネットワークカメラのデータをVPN経由でクラウド上のサーバーに記録するサービス「セキュアカメラクラウドサービス」を展示している。

 同サービスでは、独MOBOTIX製のネットワークカメラ「Q24M」をユーザー拠点に設置し(写真1)、VPN経由でNTTPCコミュニケーションズが運用・管理するクラウド上のサーバーと接続する。

 ネットワークカメラで撮影した画像はカメラ内のメモリーと、クラウド上のサーバーの両方に保存される。ユーザーはクラウド上の画像を遠隔から確認できるほか、同サービスを利用することで「拠点に記録用のストレージを設置しなくて済む」、「エラーが発生したときは同社の監視拠点へアラートが上がる」といったメリットがある。

 さらに、2013年7月からはオプションで、人の動線を色別に表示する「動線密度解析機能」や、通過した人を数える「人数カウント機能」などのアナリティクス機能を利用できるようになった(写真2)。これにより、人がどこをどう通ることが多いかがわかり、店舗のレイアウト変更などに役立つという。小売店や飲食店、店舗を多く展開する企業をはじめ、地方自治体でも導入実績がある。

 VPNを利用するため、拠点には専用のVPNルーターを設置する必要がある。料金は、基本料が1契約当たり月額5250円、クラウドサーバー利用料がカメラ1台当たり月額4725円。このほか初期費用として、ネットワークカメラ代、VPNルーター代、回線料金、取り付け工事料金などが必要。この初期費用は5万7750円からとなる。