写真1●HDEメールサービスの概要
写真1●HDEメールサービスの概要
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写真2●HDEブースに展示された、操作可能な大型ディスプレイ
写真2●HDEブースに展示された、操作可能な大型ディスプレイ
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 HDEは、2013年10月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」の同社ブースで、「HDEメールサービス」を展示している(写真1)。これは、企業向けのクラウドサービスにセキュリティ対策を追加するサービスで、スマートデバイスに対応する。

 このサービスは、Office 365、Google Apps、Salesforceのサービス利用に(1)不正ログイン対策、(2)スマホ紛失対策、(3)メール誤送信対策――のセキュリティ対策を追加できる。(1)の不正ログイン対策は、「企業側が認めたユーザーアカウントと端末固有のIDの組み合わせで認証した場合だけ、クラウドサービスを使える」などの制御を可能にする。ワンタイムパスワードも使える。(2)のスマホ紛失対策は、HDEが提供するスマホ用アプリ「HDEセキュアブラウザ」で実現。ファイルを閲覧は可でダウンロードは不可にできる。(3)のメール誤送信対策は、例えばGoogle Appsと組み合わせて使う場合「Google Appsからインターネットへ向けて送信したメールを一旦HDEメールサービスで受け、一定時間が経過したら送るなどの一時保留、監査やアーカイブといった対策を施したうえで送り出せる」という対策が可能になる。

 サービス利用料金はユーザーアカウント数によって異なるが、1ユーザー月額500円から(ユーザー数が多くなるほど安価になる)。同社のブースでは、デモによる説明のほか、大型ディスプレイを操作してスマホからの利用イメージをつかむめるようになっている(写真2)。