写真1●NTTアイティのペーパーレスWeb会議ソリューション「ミーティングプラザ PLCタブレットマスター」
写真1●NTTアイティのペーパーレスWeb会議ソリューション「ミーティングプラザ PLCタブレットマスター」
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写真2●スマートフォンやタブレット端末など向けに、専用URLを埋め込んだQRコードを発行する機能を備えている
写真2●スマートフォンやタブレット端末など向けに、専用URLを埋め込んだQRコードを発行する機能を備えている
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 NTTアイティは、2013年10月11日まで東京ビッグサイトで開催されている「ITpro EXPO 2013」で、スマートフォンやタブレット端末での利用に対応したペーパーレスWeb会議ソリューション「ミーティングプラザ PLCタブレットマスター」(以下、PLCタブレットマスター)を展示している(写真1)。PLCはPaperLess Conferenceの略。

 PLCタブレットマスターは、サーバー上に格納した画像や音声などの会議資料を参加者の全端末に同期を取りながら配信することで、リアルタイムの会議進行を実現する仕組みを提供する。会議参加者の端末に必要なソフトはWebブラウザーのみで、専用アプリのインストールなどは不要。Android端末やiOS端末、PCなど端末の種類を問わず利用できる。

 画像や音声などの会議資料を集中管理するサーバーである「PLCサーバー」には、会議室ごとに用意される専用のアクセス用URLを使ってアクセスする。カメラを搭載したスマートフォンやタブレット端末など向けに、専用URLを埋め込んだQRコードを発行することも可能だ(写真2)。端末のカメラでQRコードを読み取るだけで、即会議に参加できる。

 会議進行用の役割を持たせた管理用端末が不要な点も、同ソリューションの特徴である。スマホやタブレットを含め、会議に参加しているすべての端末が任意のタイミングで「発表者」端末になることができ(排他制御)、それ以外の端末は「参加者」端末として発表者端末側の操作に追随する形になる。会議資料をファイルとして配信しないため、端末にデータが残らない安全性も売りの一つだという。会議に参加可能な端末をIPアドレスやパスワードで限定することも可能だ。

 価格は、NTTアイティが用意したクラウド上のPLCサーバーを使う「PLCクラウドサービス」の場合、初期費用が3万円で端末側のライセンスが1会議端末当たり月額1500円(音声配信なし)または2500円(音声配信あり)。ユーザー企業内にPLCサーバーを設置するオンプレミス版の価格はオープンだが、例えば100端末まで接続可能なアプライアンスを導入する場合で98万円などとなっている(現地での導入作業にかかる費用などが別途必要、価格はすべて税別)。