写真●SECUI MF2 Virtual Edition。管理コンソールはSECUI MF2と共通で、個別の仮想マシン向けとハードウエア向けを1つのコンソールで管理できる
写真●SECUI MF2 Virtual Edition。管理コンソールはSECUI MF2と共通で、個別の仮想マシン向けとハードウエア向けを1つのコンソールで管理できる
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 トライポッドワークスは2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催されている「ITPro EXPO 2013」で、セキュリティアプライアンスを仮想化した「SECUI MF2 Virtual Edition」を出展した(写真)。トライポッドワークスはキヤノンITソリューションズと提携し、キヤノンITソリューションズが同製品を2014年1月から販売する計画だ。

 SECUI MF2 Virtual Editionは、ファイアウォールやVPN、アンチウイルス、IPSなどの機能をまとめて、仮想環境で動作できるようにしたもの。トライポッドワークスが手がけているハードウエアのソリューションである「SECUI MF2」をソフトウエア化したイメージだ。

 例えばデータセンターやISPの場合、提供先ごとに異なるポリシーを設定したい場合がある。これをハードウエア型のアプライアンスを使って、個別に導入するのは難しい。SECUI MF2 Virtual Editionであれば、仮想マシンで動作するので、提供先の個別の設定に合わせられるという。これとハードウエアアプライアンスと組み合わせることにより、強固な管理を容易にする。対応する仮想環境はVMwareとKVMである。