写真1●SPPM 2.0で実際にAndroid端末をロックしたり、データを消去したりできるデモが展示されている
写真1●SPPM 2.0で実際にAndroid端末をロックしたり、データを消去したりできるデモが展示されている
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 東京システムハウスは、2013年10月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」で、AXSEEDのスマートデバイス向け統合管理システム「SPPM 2.0」を出展している。SPPM 2.0は、業務使用のスマートデバイスの利用状況を把握したり、紛失時の緊急ロック、データ消去、位置情報取得などを行えるMDM(モバイルデバイス管理)システム。マルチOS対応なので、1つの管理画面でiPhone、iPad、Android端末など複数の端末の状況を把握・管理できるのが特徴だ。展示ブースでは、SPPM 2.0の管理画面を見ながら、緊急ロックやデータ消去などの機能をボタン操作だけで実行できる様子を、デモで確認できる。

 SMMP 2.0は、発売開始以来、すでに1250社以上、12万5000台以上のスマートデバイスで利用されており、最近では、大手の損害保険会社や高級食材の通販会社など、数千人規模でスマートデバイスを利用する環境への採用も進んでいる。現時点では、企業が業務用として社員に支給しているスマートデバイスを管理する目的での利用が多いが、今後、個人所有のスマートデバイスを業務に使用するBYOD(私物デバイス活用)への対応も進める。

 利用プランは、紛失時の緊急ロックや端末の初期化など、紛失時に必要な機能のみを備えた「基本機能パック」と、利用可能なアプリケーションを制限できる機能やカメラを利用不可とする機能などを追加した「フル機能パック」の2種類がある。フル機能パックでは、紛失時の維持情報の確認、Wi-Fi接続先制限、接続先URLの制限などの機能もある。費用は基本パックが端末1台につき月額150円、フル機能パックが端末1台につき月額300円となる。