写真●CTCは展示ブースで「cloudage ElasticCUVIC」の特徴をプレゼンテーションしている
写真●CTCは展示ブースで「cloudage ElasticCUVIC」の特徴をプレゼンテーションしている
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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、東京ビッグサイトで2013年10月9日から11日まで開催している「ITpro EXPO 2013」で、ITインフラのアウトシーシングサービス「cloudage ElasticCUVIC」を展示した(写真)。

 cloudage ElasticCUVICはITインフラの構築から運用・保守までを月額課金で提供するクラウドサービス。4つのコアメニューを打ち出すことでサービスを標準化した点が特徴だ。ユーザー企業は自社の目的に応じたメニューを選択するだけで、サービスを導入できる。

 4つのコアメニューには、テスト・開発環境の「エントリーモデル」から、一般的なシステム環境となる「スタンダードモデル」、大量のトランザクションやWeb系アプリ用の「ハイエンドモデル」、ミッションクリティカルな基幹業務システム用の「ゼロ・ストップモデル」がある。重要度に応じたITインフラと運用の組み合わせや、使用するデータ量に基づくストレージ容量、追加機能などがそれぞれ異なる。CTCのこれまでの開発・運用などのノウハウを盛り込んでメニュー化した。

 個別に構築するよりも設計・運用などの工程を約3割短縮でき、システムの構築期間がスピードアップするという。「ITインフラをCTCに任せてもらうことで、ユーザー企業はアプリケーションの開発などに専念できるようになる」と展示ブースの担当者は話す。7月に発売し、これまでに数十社から引き合いがあった。

 オンプレミスのシステムをCTCのデータセンターに置いて同サービスと統合するなど、様々な使い方が考えられる。小規模システムからクラウドを推進したいユーザー企業にも向くという。