写真1●オービックのブースでは、「OBIC7」のほか中堅・小規模企業向けの「OBC奉行シリーズ」も展示されている
写真1●オービックのブースでは、「OBIC7」のほか中堅・小規模企業向けの「OBC奉行シリーズ」も展示されている
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 オービックは2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」において、中堅・大規模企業向けERP(統合基幹業務システム)ソリューション「OBIC7」を中心に、同社製品を展示している(写真1)。

 OBIC7は、会計情報システムを核に、販売/給与/人事/就業/生産といった分野の情報システムを、業務単位で導入できるソリューションだ。顧客は、製造業や建設・工事業、金融業、卸売・小売・流通業、サービス業など多岐にわたる。

 ブース内のセミナーエリアでは、同製品と連携する基幹ポータル・グループウエア「OBIC7 Hignel」も紹介している。同製品は、オービック社内で利用されていたポータル・グループウエアをバージョンアップしたもので、2012年秋に商品化された。同社は、「ポータルやグループウエアなどのフロント系システムと、企業のバックオフィス系システムを1つに連携させることで、社員の業務効率が向上する」としている。

 OBIC7 Hignelのプラットフォームは、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」となっており、短時間での導入が可能。スケジュール照会や顧客情報参照といった一部機能はモバイル端末にも対応しており、ユーザーはインターネット経由で情報にアクセスできる。

 搭載機能は、カレンダーやタスク管理、グループスケジュール管理といった基本的なものから、座席表による在席管理まで。「自社で利用して、グループウエアに必要だと判断した機能を搭載した」(同社)という。座席表・在席管理機能は、在席状況や帰社予定時刻などを座席表とともに可視化するもので、「コンタクトしたい相手のステータスがすぐに把握できるので、社内コミュニケーションも強化できる」(同社)とのことだ。

 また、シングルサインオンなので、一度OBIC7 Hignelにログオンすれば、OBIC7や連携するWebシステムでも自動認証される。OBIC7のデータともシームレスに連携しており、情報共有も可能となっている。