写真●PaaS「Trustpro」に実装した翻訳チャット機能
写真●PaaS「Trustpro」に実装した翻訳チャット機能
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 TDCソフトウェアエンジニアリングは、2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」で、PaaS「Trustpro」に実装した翻訳チャット機能を動態展示している(写真)。業務アプリケーションに組み込んだ社内SNSとして使える機能で、展示では日本語と中国語の相互翻訳をデモンストレーションした。

 Trustproはテンプレートに基づいて、Webベースのカスタマイズでユーザー独自の業務アプリケーションを開発できるPaaS。チャット機能はユーザーがコメントを残して、それに他のユーザーが返信したりできる、いわゆる社内SNS機能である。チャットの届く範囲は全社、グループ、案件単位など自由に設定できる。翻訳機能を使うと、日本のユーザーが書いたコメントは中国語に翻訳され、中国のユーザーが書いたコメントは日本語に訳される。そして、日本語、中国語を併記したコメントとして表示される。

 翻訳には、マイクロソフトが提供する「Bing Translator」のAPIを使っている。展示は日本語と中国語の翻訳だが、Bing Translatorが対応する範囲でほかの言語も利用できる。「オフショア開発先の中国企業とのコミュニケーションに自社で使っている」(説明員)という。