写真1●オージス総研が展示している「ビッグデータ分析スターターキット」
写真1●オージス総研が展示している「ビッグデータ分析スターターキット」
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写真2●データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いた大阪ガスの河本薫氏。2日目朝の授賞式と講演を終えた後、すぐさまオージス総研のブースに足を運んだ(ブースはEMCジャパンのブースの中にある)
写真2●データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いた大阪ガスの河本薫氏。2日目朝の授賞式と講演を終えた後、すぐさまオージス総研のブースに足を運んだ(ブースはEMCジャパンのブースの中にある)
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 2013年10月9~11日に東京ビッグサイトで開催されている「ITpro EXPO 2013」で、オージス総研が「ビッグデータ分析スターターキット」を展示している(写真1)。最大の売り物の1つは、親会社である大阪ガスの「ビジネスアナリシスセンター」と連携し、実際の現場で培ったビッグデータの分析ノウハウを提供できることだ。大阪ガスはガス機器の修理に必要な部品の予測などで、ビッグデータを活用してきた実績がある。

 また、今回のビッグデータ分析スターターキットの特徴は、大阪ガスグループでの分析経験を踏まえて、ビッグデータ分析の初期費用を抑え“小さく”始められるように、スモールスタートを前提にサービスを提供することにある。それでも導入すればすぐに分析を始められるように、2つのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールをあらかじめ用意している。

 より具体的に言うと、必要になる5台のハードに加えて、2種類のBIツールに、データベースのPivotal Greenplum Databaseまで含めて、1500万円からに抑えている。ビッグデータの分析を始めるのに、当面は億単位の投資は必要ない。

 ITpro EXPO 2013では2日目の朝に、日経情報ストラテジーが選出する「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」の初代受賞者である、大阪ガスの河本薫氏が会場内のアリーナで講演。同じく「CIOオブ・ザ・イヤー」を受賞した日本交通の野口勝己執行役員と対談もした(関連記事:[ITpro EXPO 2013]「軽いノリで始めた」「分析問題は社内に落ちていない」、年間ベストのCIOとデータサイエンティストが“共演”)。

 河本氏は満席になった講演の熱が冷める間もなく、すぐさまオージス総研のブースに立ち寄った(写真2)。そこで早速、来場者とビッグデータ談義で盛り上がっていた。