写真1●WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0を展示している様子
写真1●WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0を展示している様子
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 グレープシティは、2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催されている「ITpro EXPO 2013」でHTML5に対応したWebアプリケーションを開発するためのVisual Studio向けプラグイン「Visual WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0」を展示している(写真)。同プラグインを導入すれば、デスクトップアプリのフォームアプリケーションと同じ開発手法でASP.NET対応のWebアプリを開発できる。Visual WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0は、ITpro EXPO AWARD 2013で優秀賞を受賞している。

 Windowsフォームアプリ開発者が、ASP.NETに対応したWebアプリを開発しようとすると、新たにASP.NET用のコントロールに加えて、HTMLやCSS、JavaScriptの知識が必要だ。しかし、同プラグインでは、Windowsフォームで利用するコントロールと同じ名前のコントロールを備えているため、新たにASP.NET用のコントロールを覚える必要はない。また、Windowsフォームと同じくGUIを使って画面をデザインするので、HTML5やCSS、JavaScriptなどの知識が浅くても開発に着手できる。

 作成したWebアプリはASP.NETアプリとして動作するが、ユーザー側でSilverlightなどの特別なプラグインを導入する必要はない。WebGui Pro Studio Web&Mobileによって、WindowsフォームアプリとASP.NETアプリの差分を吸収するJavaScriptライブラリを生成するからだ。ユーザーがWebGui Pro Studio Web&Mobileで構築したWebアプリを利用する際に、最初のアクセス時にサーバー側からこの差分を吸収するJavaScriptライブラリを自動的にダウンロードする。ユーザーは、HTML5に対応したWebブラウザだけを用意すれば良い。

 対応OSは、Windows Vista/7/8/Server 2008/Server2008 R2。Visual Studioのバージョンは、Visual Studio 2008 SP1以上が必要。価格は、開発者ライセンスが1PC当たり14万7000円(税込)。