写真1●アプレッソ事業推進本部 技術部 部長の友松哲也氏
写真1●アプレッソ事業推進本部 技術部 部長の友松哲也氏
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 アプレッソは2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」において、データ連携ソフトウエア「DataSpider Servista」を展示している。

 同製品は、企業内外に散在する異なる形式のデータを、システムの接続方法やフォーマットの違いを意識することなく連携させられるものだ。TwitterやFacebook、ChatterといったSNSデータをはじめ、クラウド環境やデータベースなどに散在する情報を抽出し、そのデータを必要とするアプリケーション向けの最適な形に変換/加工する。データ連携用のアダプターを通して、目的とするデータを最適な形で取得する仕組みである。

 データ連携の設定には、GUI開発環境が提供されており、ノンプログラミングで扱うことができる。データクレンジング、演算/変換などの処理も、コーディングなしで実行可能。データ連携用のアダプターは40種類以上あり、データ変換系は主要なデータベース、ERP(統合基幹業務システム)、グループウエア、国産ソフトの各種ファイルに対応、接続はWebをはじめとする各種プロトコル、さらにパブリッククラウドなどに対応する。拡張用SDK(Software Development Kit)も提供されている。

 アプレッソ事業推進本部 技術部 部長の友松哲也氏は、「SNS上にあるデータを取り込み、自社のビジネスに活用したいという企業は多い。問題はデータ収集の方法や、収集したデータと自社内のデータをうまく統合できないことだ。DataSpider Servistaは、データ連携の“ハブ”として活用できる。専任のITシステム管理者がいない企業にこそ、ぜひ導入を検討していただきたい」と語っている(写真)。