写真●サン電子のM2M向けルーター「Rooster RX」(左)。右は前機種の「H100i」
写真●サン電子のM2M向けルーター「Rooster RX」(左)。右は前機種の「H100i」
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 サン電子は2013年10月9日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」において、M2M(Machine to Machine)向けルーター「Rooster RX」の実機を展示している。本製品は10月23日に出荷予定。ITpro EXPOで先行して実機をお披露目している(写真)。

 Rooster RXは「コストを下げたこと、消費電力を小さくしたこと、産業機器に組み込みやすくしたことがポイント」(説明員)だという。価格は3万円台を予定。前機種の「H100i」は約5万円だった。消費電力は通信時は2Wで、通信しない待機時には0.3Wとなる。前機種は、価格が5万円台で消費電力は通信時でおよそ8Wだった。また、待機時にスリープ状態に入って消費電力を下げる技術を実装していなかった。3Gモデムを中国ファーウェイ製からスイスu-blox製に切り替えたのを要因の一つとしている。

 組み込みやすさは、電源の柔軟性を上げたことが挙げられる。新製品では5~24Vの電源で動作する。「組み込む機器の筐体内から電源を取ればいい」(説明員)。前機種は専用のACアダプタが必要だった。