写真1●紙詰まりを検知して読み取りを自動停止する機能のデモ。紙詰まりを検知すると自動的に読み取りが止まり、パソコンの画面に警告画面が表示された
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写真2●左右の小さい穴の奥に小型のマイクを内蔵している
写真2●左右の小さい穴の奥に小型のマイクを内蔵している
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 PFUは、「ITpro EXPO 2013」と同時開催の「eドキュメントJAPAN 2013」で、10月7日に発表したばかりの企業向けのA4高速スキャナー「fi-7180」などを展示している。新たに搭載した、紙詰まりの音を検知して、読み取りを停止する機能のデモなどを実施している。

 fi-7180はスキャン速度をカラー300dpiで毎分80枚と、従来の2倍に高めた。「従来より高速化したことで、例えば隅をホチキスでとじた文書を読み取ろうとした場合、そのまま紙が破れる恐れがあった」(説明員)という。そこで、本体に小型のマイクを2個内蔵し、紙詰まりの音を検知して読み取りを自動停止する機能を世界で初めて搭載した(写真1写真2)。

 ブースでのデモでは多少紙がよれたものの、破れる前に読み取りを停止できていた。来場者の反応を尋ねると「まず読み取り速度の速さに驚かれ、さらに紙詰まり時にぴたっと止まる点が非常に好評」(説明員)とのこと。

 fi-7180の出荷は10月25日から。直販価格は18万9000円。フラットベッドスキャナーを一体化したモデル「fi-7280」(29万4000円)、読み取り速度が毎分60枚になるfi-7180の廉価版「fi-7160」(12万6000円)や、「fi-7260」(18万9000円)も展示している。