米Appleは現地時間2013年10月9日、スマートフォンの新機種「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の販売拡大について発表した。10月後半から11月初頭にかけて、さらに50以上の国および地域で発売する。

 iPhone 5sとiPhone 5cは、9月20日に米国、日本、中国、カナダ、オーストラリア、英国、ドイツ、フランス、香港、プエルトリコ、シンガポールの11カ国/地域で販売を開始。発売から3日間で販売台数が900万台以上に達した(関連記事:「iPhone 5s」と「iPhone 5c」、発売後3日間の販売台数が900万台を突破)。

 Appleは両機種を10月25日に、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、フィンランド、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ロシア、韓国、スペイン、スウェーデン、台湾、タイなど35カ国/地域に投入する。11月1日には、さらにアルバニア、アルメニア、コロンビア、グアム、インド、メキシコ、サウジアラビア、トルコ、アラブ首長国連邦など16カ国/地域に拡大する。

 日本ではNTTドコモがiPhone提携キャリアに加わったことで大手3キャリアが揃ったが、中国でも加入件数が最大とされるChina Mobile(中国移動)が11月にiPhoneの取り扱いを始める見通しと伝えられている(関連記事:中国最大の携帯キャリアChina Mobile、11月にiPhone 5s/5cを発売へ、海外メディアの報道)。

 米Strategy Analyticsの調査によると、前モデルの「iPhone 5」は2012年第4四半期に世界で2740万台出荷された(関連記事:2012年Q4の世界スマホ出荷、「iPhone 5」が「Galaxy S III」抜き首位に)。

[発表資料へ]