ソニーは2013年10月8日、都内で新製品発表会を開催し、VAIOシリーズの2013年秋冬モデル4シリーズ17機種を発表した(写真1写真2)。

写真1●ソニーが秋冬モデルのVAIO新製品を発表
写真1●ソニーが秋冬モデルのVAIO新製品を発表
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写真2●秋冬モデルのVAIO新製品
写真2●秋冬モデルのVAIO新製品
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PCもスマホやタブレットのような進化を

写真3●ソニー 業務執行役員SVP VAIO&Mobile事業本部 本部長の赤羽良介氏
写真3●ソニー 業務執行役員SVP VAIO&Mobile事業本部 本部長の赤羽良介氏
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 秋冬モデルの発表にあたって登壇したソニー 業務執行役員SVP VAIO&Mobile事業本部 本部長の赤羽良介氏は、モバイルデバイス市場の現状を説明(写真3)。世界的にスマートフォンやタブレットが台頭しており、国内でもモバイルノートPCは伸びているものの、デスクトップや家庭用ノートPCは昨年比2割減程度となる見込みとした。

 また、ソニーの調査では家庭用ノートPCの購入を検討したユーザーの1割がタブレットに流れていること、5.5年というPCの購入サイクルが長くなっていることが判明したという。「スマートフォンやタブレットの快適さを採り入れ、PCも進化する必要がある」(赤羽氏)と語った。

写真4●インテル 取締役副社長 宗像義恵氏
写真4●インテル 取締役副社長 宗像義恵氏
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 具体的な方向性としては、「撮る・観る・加工する」という3つの用途を挙げ、それぞれにソニーのExmor RSやTRILUMINOSディスプレイといった要素技術を投入。ペン入力も採り入れた「新しいカタチ」を備えたディスプレイとして、「新VAIO Fitシリーズ」、「VAIO Tap 11」、「VAIO Tap 21」の3つを披露した。

 発表会のゲストとしてインテル 取締役副社長 宗像義恵氏が登壇した(写真4)。同氏はタブレットとノートPCの両方のスタイルで利用できる2-in-1 PCについて解説し、「ソニーは世界に誇れるイノベーションリーダー。インテルの技術を活用することで、2-in-1市場の盛り上がりを期待している」と展望を語った。