写真●米Big Switch Networksの製品を使ったSDNソリューションのデモ
写真●米Big Switch Networksの製品を使ったSDNソリューションのデモ
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 ユニアデックスは2013年10月9日、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」でSDNソリューションについてデモ展示した(写真)。

 SDNはネットワーク上に仮想的な経路を定義する技術。「コントローラー」と呼ぶ機器がネットワーク上の「スイッチ」と連携し、ネットワークの経路を一元管理する。デモに使っていたコントローラーとスイッチは米Big Switch Networksの製品で、ユニアデックスが10月8日から販売を開始している。

 デモの内容は、インターネットへのアクセス経路をコントローラーから切り替えるというもの。2台のプロキシーサーバーを立て、一方では動画サイト「YouTube」へのアクセスを禁止し、もう一方ではアクセスを可能にしておく。インターネットアクセスで経由するプロキシーサーバーを切り替えることで、クライアントのパソコンでYouTubeにアクセスできたりできなかったりすることを展示ブースで実演していた。

 ユニアデックスは米Big Switch Networksの製品を、既存のクラウド基盤構築サービスと組み合わせたSDNソリューションとして販売していく考え。例えば、クラウド基盤構築ソフト「CloudStack」とSDNを組み合わせることで、CloudStackで作成した新規の仮想マシンに対して、ユーザーの用途やポリシーに応じたネットワーク情報を自動的に設定できるようになる。

 ユーザーにとっては、すぐに利用可能な状態で仮想マシンが起動し、システムの管理者にとっては、仮想マシンとネットワークの管理を一体化できる。運用作業の煩雑さの解消につながるという。