写真●次世代モバイル活用基盤の概要図
写真●次世代モバイル活用基盤の概要図
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 NTTデータは2013年10月9日~11日に開催中の「ITpro EXPO 2013」で、BYOD(私物デバイス活用)に適した企業向け製品群「次世代モバイル活用基盤」を参考出展している(写真)。モバイル端末のプライベートなデータと業務のデータを分けて扱うことができ、普段使い慣れたモバイル端末で業務ができるようになるという。

 このスマートフォンなどにインストールした専用のアプリからログインすると業務用の画面に切り替わり、業務で使用するアプリやデータのみを利用できるようになる。データの一部はモバイル端末に保存されるが、万が一端末を紛失してもリモートで業務用の画面やデータを削除できる。データを端末に保存しないWebアプリケーションや仮想デスクトップなどの手法と比べ、オフラインの環境でも業務を継続できる利点がある。「電波の入らないところでも業務を継続したいという顧客の声に応えた。オフライン中の操作ログを管理することも可能にしている」(説明員)。

 現在はAndroidにのみ対応しているが、2013年12月までにiOSにも対応させ、2014年春をめどにサービスを始めるという。