EMCジャパンは、2013年10月9日~11日に東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」で、「EMC Isilonビデオ監視ソリューション」を展示している(写真1)。
同ソリューションは、スケールアウト型NAS製品「EMC Isilon」と、カナダに拠点を置くジェネテックのカメラ監視ソフトウエア「Security Center」で構成する。今回の展示会では、ソリューションに付随するビデオカメラとしてソニーのネットワークカメラ「IPELA」シリーズを用意。展示会場の様子がその場で映し出されているほか、EMCジャパンの新宿本社内やEMC海外拠点の様子がライブ映像で確認できるようになっている(写真2)。
監視カメラ映像のハイビジョン化が進んでデータ量が増える中、RAID 6以上の可用性と自動フェイルオーバー機能を備えたIsilonをストレージとして利用することで、一部のハードウエアが壊れても映像を保存し続けることができ、システムを停止することなくディスク容量の追加も可能だという。Isilonは、最小構成でも1200台のネットワークカメラ映像の保存が可能だ。
国内では7月に発表したばかりの同ソリューションだが、海外ではすでに導入事例も豊富だ。特に、高画質映像で不正を監視するカジノでの採用が進んでおり、韓国のカジノでは14ペタバイトのIsilonをベースとしたソリューションを導入したという。また、オーストラリアの警察署やベトナムの食品工場で採用されたほか、米国ではコーヒーチェーン店やディスカウントチェーン店で同ソリューションが導入されているとしている。
最終段落の情報を一部変更しました。[2013/10/09 17:20]