写真1●可変構造シャーシ採用の1/4Uサーバー「Rad Beagle」
写真1●可変構造シャーシ採用の1/4Uサーバー「Rad Beagle」
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写真2●「Rad Beagle」の内部構造
写真2●「Rad Beagle」の内部構造
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 エーティーワークスは、2013年10月9日より東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」展示会場で、2013年11月の発売を目指して開発中の1/4Uサーバー「Rad Beagle」(写真1)を展示している。Rad Beagleの対応プロセッサは、Intel XeonプロセッサーE3 1200v3シリーズ。Intel C226チップセット採用の自社開発の専用マザーボードを搭載し、ギガビットイーサネットポートを2つ、IPMI専用イーサーネットポートを1つ装備する。

 Rad Beagleの最大の特徴は、ユニットの合体や変形が可能なこと。基本となる1/4Uサイズのサーバー(写真1右)に、同じく1/4Uサイズのドライブユニットを合体させて1/2Uタイプのサーバー(写真1中央)にしたり、その1/2Uタイプのサーバーを折りたたんでブレードサーバーのように設置したりできる(写真1左)。シャーシの可変構造については特許出願中という。

 「これらのギミックは、もちろん柔軟な設置や高密度設置のためということもありますが、お客様に面白いと感じていただきたいというのが第一です。このクラウド全盛の時代に、あえてリアルサーバーを採用しようとなさるお客様にはコンピュータ好きが多く、こうした仕組みにご興味を持っていただけるのではと期待しています」(エーティーワークス営業本部営業部部長の高瀬 由照氏)。

 また、1/4Uサーバーとしては初めて2.5インチリムーバブルベイを搭載するのも特徴である。スタンダードモデルは同ベイを2基搭載。ドライブユニットには同ベイを4基搭載できる。展示中のRad Beagle内部構造は写真2の通り。写真の左側にRAIDカードが搭載されていることや、メモリースロットが2基あることが分かる。メモリーの最大搭載量は16Gバイト。なお実製品では、「配線をもう少しまとめる予定」(エーティーワークス営業本部営業部の森田 岳氏)という。