写真1●10月8日に発表したばかりの「インテグレーションPaaS」
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写真2●山積みされている箱が目を引く「ハコクラ NIFTY Cloud selection」
写真2●山積みされている箱が目を引く「ハコクラ NIFTY Cloud selection」
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写真3●説明員がわかりやすく解説してくれる「ニフティクラウド mobile backend」
写真3●説明員がわかりやすく解説してくれる「ニフティクラウド mobile backend」
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写真4●ジーニアスコーナーの竹内 豪さん
写真4●ジーニアスコーナーの竹内 豪さん
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 ニフティは2013年10月9日、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2013」で、9月下旬から10月上旬にかけて発表したばかりのクラウドサービスを一挙に展示した。中でもメインとなるのは、10月8日に発表したばかりの「インテグレーションPaaS」や10月2日に提供を開始した「ハコクラ NIFTY Cloud selection」(以下、ハコクラ)、さらに9月25日に提供開始した「ニフティクラウド mobile backend」だ。

 「インテグレーションPaaS」は、システムインテグレーションに必要な機能をPaaSで提供するサービス(写真1)。2013年12月以降に提供開始予定である。展示ブースでは、メール配信、リレーショナルデータベース(RDB)、DNS、CloudAutomationについて解説した。CloudAutomationはオープンソースソフトウエアの「Chef」を使い、GUIによるサーバー設定を可能にする機能という。

 ハコクラは、ニフティクラウドのパートナーが提供するSaaSを、パッケージ(箱)の形で提供する製品(写真2)。「箱」で提供することで、クラウドサービスに不慣れな中小企業などにもわかりやすくした。パッケージには、利用マニュアルのほか、サービスのプロダクトキーが同梱されている。所定のWebサイトでこのプロダクトキーを入力することで、すぐにサービスを試用できる。現在提供されているハコクラは、モバイルデバイス管理サービスの「MDM+」など3種類ある。

 「ニフティクラウド mobile backend」は、スマートフォンなどのアプリ開発で必要となるサーバー側システムを提供するサービス(写真3)。スマートフォンなどのアプリは、ユーザー登録などでサーバーとの連携が不可欠だが、同サービスを使えばアプリとの連携に必要なサーバー開発コストを大幅に削減できる。主要機能としてプッシュ通知、SNS連携、会員管理・認証などを備える。機能やストレージの容量などに応じて料金プランが3種類あり、Basicが無料、Proが月額2100円、Expertが月額3万1500円となっている。

 このほか同社の展示ブースでユニークなのは、ニフティクラウドの立ち上げ当初から関わっているエンジニアに質問できる「ジーニアスコーナー」だ。エンジニアの一人であるクラウド事業部 クラウドシステム部の竹内 豪さんは「コアな話をしたい方、ぜひ気軽に来てほしい」と話す(写真4)。

 なお、関連サービスコーナーでは、10月3日に提供開始した外出先から宅内の家電やパソコンを操作できる「スマートサーブ」のデモも実施中だ。