写真●ソリトンシステムズはSmart eGateの実機を展示しデモンストレーションを実施していた
写真●ソリトンシステムズはSmart eGateの実機を展示しデモンストレーションを実施していた
[画像のクリックで拡大表示]

 ソリトンシステムズは2013年10月9日、同社が7月に出荷したばかりの製品で、システム構成に変更を加えることなく導入できるアクセス透過型のSSO(シングルサインオン)ゲートウエイ機器「Smart eGate」(写真)を、ICTソリューションの総合展示会「ITpro EXPO 2013」で展示した。価格(税別)は、500ユーザーライセンスが付いて440万円から。

 Smart eGateは、Webアプリケーションへのログイン手続きを簡略化するSSO製品である。最大の特徴は、SSO製品の代表的な手法(Webアプリケーション側にエージェントを導入するか、リバースプロキシーを踏み台にして背後のWebアプリケーションにアクセスする)ではなく、アクセス透過型(ブリッジのように、自身をあて先としなくても利用できる、プロキシーの特別な形態)として動作するところ。

 アクセス透過型で動作するため、ネットワーク経路上にインラインで設置するだけで、SSO機器の存在を意識することなく、Webアプリケーション群にアクセスできる。Webブラウザーからは、アクセス先のWebアプリケーションのURL/IPアドレスを直接指定してアクセスする形である。初回アクセス時に、Smart eGateがログイン認証画面を出す。

 Webアプリケーション側のユーザー認証方式としては、Basic認証、HTTPヘッダー認証、フォーム認証のいずれかを利用できる。一方、Smart eGateがユーザーを認証する際には、Smart eGate自身のローカルデータベースか、外部RADIUSサーバー、外部Active Directoryのいずれかを利用できる。