米Appleが現地時間2013年10月22日に、招待制のイベントを開催し、新型iPadなどを発表すると複数の海外メディア(英Reuters米SlashGearなど)が米AllThingsDの記事を引用して現地時間10月8日に報じた。

 Appleは、第5世代のiPadと第2世代のiPad miniを発表すると見られている。またAllThingsDは事情に詳しい関係者の話として、プロユース向けデスクトップパソコンの新モデル「Mac Pro」や、パソコンOSの新版「OS X Mavericks」もこの日の話題になるようだと伝えている。

 AllThingsDによると、第5世代のiPadは現行のiPad miniのように薄く軽いデザインになり、カメラ性能が向上する。またiPhone 5sで新たに採用した64ビット「A7」プロセッサを搭載すると見られている。一方iPad miniの新モデルは初めて高精細「Retina」ディスプレイを採用し、こちらもA7プロセッサを搭載するという。またiPhone 5sに搭載されている指紋認証機能「Touch ID」については、iPadに採用されるかどうかは定かではないという。

 このほかSlashGearは、6月のWWDC(世界開発者会議)で発表されたMac Proの発売日と価格をAppleが明らかにする可能性があると伝えている(関連記事:Apple、「OS X Mavericks」は今秋公開へ、Haswell搭載「MacBook Air」も発表)。

 イベントの会場については、2012年10月23日に現行のiPadとiPad miniを発表した米カリフォルニア州サンノゼの「California Theatre」ではなく、iPhone 5s/5cを発表したApple本社キャンパス内の「Town Hall Auditorium」、あるいは初代iPadやiPhone 5を発表したサンフランシスコの「Yerba Buena Center for the Arts (YBCA)」が有力視されている。

 なお10月22日は米Microsoftの「Surface 2」と「Surface Pro 2」の発売日。またこの日はフィンランドNokiaが同社初のWindows搭載タブレットなど合計6製品を発表するイベントが開かれると米Wall Street Journalが伝えている。