写真●優勝したKAIZEN platform創業者兼CEOの須藤憲司氏(右)。左は、イベント主催者B Dash Ventures代表取締役社長の渡辺洋行氏
写真●優勝したKAIZEN platform創業者兼CEOの須藤憲司氏(右)。左は、イベント主催者B Dash Ventures代表取締役社長の渡辺洋行氏
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 2013年10月7日と8日に行われたベンチャー企業経営者向けのイベント「B Dash Camp 2013 Fall in Osaka」では、ベンチャー企業によるピッチ(短時間のプレゼンテーション)コンテストが行われた。今回が4回目の開催となるB Dash Campで、ピッチコンテストが行われるのは初めて。

 B Dashのピッチコンテストは、海外からの発表者が多い。予選を通過し、本選で発表した11社の所在地別の内訳は、日本が4社、台湾が4社、米国、タイ、ニュージーランドが各1社である(下表)。7日に行われた予選には、30社が参加した。

 10人の審査員による審査の結果、優勝したのはWebサービス向けA/Bテスティングツールとクラウドソーシングによるサービス改善ツール「planbcd」を提供するKAIZEN platform(写真)。審査員特別賞は、言語教育アプリを開発する台湾のQ.L.L.だった。

 2日間にわたるイベントでは、任天堂代表取締役社長の岩田聡氏と一橋大学教授の佐山展生氏の対談セッション(関連記事)のほか、ネット系のスタートアップ企業に関係するビッグデータやスマートデバイス、広告、VC(ベンチャーキャピタリスト)からの出資などをテーマにしたセッションが行われた。

表●B Dash Camp 2013 Fall in Osakaの本選で発表されたサービス一覧
社名所在サービス名サービス内容
886Food台湾Taiwan Kopi Luwak/Organic I-Ian Rice農作物のネット販売
Binpress米国binpressオープンソースプロジェクトの商業化
CliPick台湾CliPickECサイトのレコメンデーションの技術開発と販売
InnoBeta日本UIscopeスマートフォンメディアのユーザーテスト
JazzPayタイJazzPaySMSを活用したネット決済システム
KAIZEN platform日本planbcdA/Bテスティングツールとクラウドソーシングによるサービス改善
PutekoニュージーランドcolAR Mixぬり絵を立体的に再現できるAR(仮想現実感)アプリ
Q.L.L.台湾(多数の言語教育アプリ)本や歌、ゲームなどを通じた幼児向け言語教育アプリ
StorySense Computing台湾LAIKI場所により、どこで誰と遊ぶかお薦めするアプリ
Timers日本Pairyデート場所の選定や写真共有で思い出を作るためのサービス
WebPay日本WebPayスタートアップ企業向けのクレジットカード決済サービス