NTTネオメイトは2013年10月7日、DaaS(仮想デスクトップを提供するクラウドサービス)である「AQStage仮想デスクトップ」のラインアップを拡充し、1台当たり月額1575円(5%税込み)で利用できる廉価プラン「ライト」を追加したと発表した。既存プラン「スタンダード」(5250円)の30%の価格で利用できる。

 低価格で提供できる根拠は二つある。一つは、仮想デスクトップの実現方法として、クライアントOS(VDAライセンス)ではなく、Windows Server 2008 R2/2012のマルチユーザー機能(Terminal Services)を利用すること。独立したクライアントOSではないが、クライアントOSのような見栄えで利用できる。これに対して既存の既存のスタンダードプランは、クライアントOSであるWindows 7を利用する。

 もう一つの根拠は、DVIソフトをシンプル化したこと(独自に開発したとしている)。これに対して、既存のスタンダードプランでは、米VMwareの「VMWare Horizon View」を使用している。

 これらの工夫により、既存のスタンダードプランよりも1台当たりの月額費用を下げることに成功した。具体的には、ライトプランの費用(標準価格)は、100台の仮想デスクトップを3年間利用した場合、月額1575円(Windows Serverのライセンスを含む)。一方、スタンダードプランの費用(参考価格)は、2000台の仮想デスクトップを5年間利用した場合、月額5250円(クライアントOSのVDAライセンスを含まない)。