米comScoreは現地時間2013年10月4日、米国スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。同年8月(6~8月の3カ月平均、以下同)におけるスマートフォンメーカー別加入者数(13歳以上)シェアは、米Appleと韓国Samsung Electronicsがそれぞれ1位と2位を維持し、いずれもシェアを伸ばした。

 メーカー別のシェアはAppleが40.7%、Samsungが24.3%。この後、台湾HTCの7.4%、米Motorola Mobilityの6.9%、韓国LG Electronicsの6.7%と続いた。このうちAppleとSamsungのシェアは3カ月前と比べそれぞれ1.5ポイントと1.3ポイント増えた。一方HTCは同1.3ポイント減、Motorolaは同0.9ポイント減。LGのシェアには変化がなかった。

 2013年8月における13歳以上の米国スマートフォン所有者数は約1億4500万人で、同年5月から3%増えた。また携帯電話加入者全体(13歳以上)に占めるスマートフォンの割合は60.8%に達した。

 スマートフォンのOS別シェアは「Android」が51.6%で首位を維持したが、3カ月前から0.8ポイント減少した。これに対し「iOS」のシェアは同1.5ポイント増え、40.7%となった。3位以降は「BlackBerry」(4.0%)、「Windows Phone」(3.2%)、「Symbian」(0.3%)の順。BlackBerryとSymbianは3カ月前からそれぞれ0.8ポイントと0.1ポイント減少し、Windows Phoneは同0.2ポイント増加した。

 またcomScoreはAndroidスマートフォンとiPhoneユーザーの、Web閲覧/アプリケーションオーディエンス調査の結果も公表した。これによると、Webブラウザーとアプリケーション経由の閲覧が最も多かったのは米Googleの各サイトで、リーチは(到達率)は92.2%だった。2位以降は、米Facebook(同84.6%)、米Yahoo!の各サイト(同83.2%)、米Amazon.comの各サイト(同68.6%)、米AOL(同50.7%)の順。

 アプリケーションのオーディエンス調査では、Facebookがトップ(同75.7%)で、この後、Google Search(同53.9%)、Google Play(同53.2%)、YouTube(同52.8%)、Google Maps(同46.1%)などが続いた。

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