写真●collaajのコンテンツ制作画面
写真●collaajのコンテンツ制作画面
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 ソリトンシステムズは2013年10月1日、パソコンやiPadを使って動画コンテンツを簡単に制作/公開/閲覧できるようにするソフト「collaaj」(写真)を発表、同日販売を開始した。動画を使った社内教育や社員間のノウハウの継承などに利用できる。開発会社は、米Collaaj。

 collaajは、動画を制作/公開/閲覧するためのプラットフォーム製品である。動画コンテンツの制作/閲覧ソフト(Windows 7/8、Mac、Mac OS X 10.6以降、iOS 5.1.1以降のiPad 2以降)と、動画配信サービス(米Collaajが運営するWebサイト)で構成する。

 動画コンテンツの制作/閲覧ソフトを使えば、社員の誰もが簡単に動画コンテンツを制作できるとしている。内蔵カメラで映像を取り込んだり、マイクで音声を取り込んだり、専用のホワイトボードへの書き込みや業務アプリケーションの操作画面をキャプチャーしたりできる。テキスト情報も扱える。トリミングやタイトル挿入といった編集機能も備えている。

 制作した動画コンテンツは、パソコン/iPadのローカル環境の動画ライブラリーにサムネイル付きで保管できるほか、専用のWebサイト(Collaajサイト)にアップロードして公開できる。Collaajサイトは、一般の動画配信サイト(YouTubeなど)に似たGUIを備えており、アップロードした動画コンテンツを一覧表示できる。個々の動画ごとのURLを第三者に伝えることで、動画コンテンツを共有できる。

 動画コンテンツの共有機能の有無によって、個人向けの「Cloud Pro」と、企業向けの「Cloud Business」の二つのエディションを用意した。Cloud Proの場合、動画のURLを伝えない限り、社員同士の間で動画コンテンツを共有することができない。一方、Cloud Businessでは、複数の配信チャネル(ユーザーグループ)を運営できる。例えば、営業部門に所属するユーザーは、営業部門のチャネルを閲覧できる。ここには、営業部門のユーザーが投稿した動画コンテンツの一覧が表示される。

 価格(税別)は、個人用のCloud Proが1ユーザーで年額8250円、企業向けのCloud Businessが最小構成の10ユーザーで24万7500円。