14型のモバイルワークステーション「HP ZBook 14 Mobile Workstation」
14型のモバイルワークステーション「HP ZBook 14 Mobile Workstation」
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ZBook 14は、厚さ21mmで重さ1.7kgと持ち運びしやすい
ZBook 14は、厚さ21mmで重さ1.7kgと持ち運びしやすい
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15.6型のモバイルワークステーション「HP ZBook 15 Mobile Workstation」
15.6型のモバイルワークステーション「HP ZBook 15 Mobile Workstation」
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17.3型のモバイルワークステーション「HP ZBook 17.3 Mobile Workstation」
17.3型のモバイルワークステーション「HP ZBook 17.3 Mobile Workstation」
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2013年10月3日、ワークステーションの新製品を発表した。ノート型が3機種である。このうち1機種は、同社が「世界初」とする14型ディスプレイ搭載のUltrabookである。

 新機種は、14型の「HP ZBook 14 Mobile Workstation」、15.6型の「同 15 Mobile Workstation」、17.3型の「同 17 Mobile Workstation」。これまで同社は、ノート型のワークステーションを「EliteBook」シリーズとして展開していたが、今後は「ZBook」シリーズと改める。

 UltrabookのHP ZBook 14 Mobile Workstationは、14型のフルHD液晶ディスプレイを搭載。解像度は1920×1080ドットである。CPUにはCore i7-4600U(2.1GHz)、メモリーは8GBで、500GBのHDDと、キャッシュ用に32GBのSSDを搭載する。グラフィックスには米AMDのFirePro M4100を採用している。

 Ultrabookらしく、薄型で軽量なのが特徴。本体の厚さは21mm、重さは1.7kgである。従来販売していた機種から10.8mm薄くなり、700g軽量化した。発売日は12月中旬で、直販価格は20万円前後を予定する。

 HP ZBook 15 Mobile Workstationは、15.6型液晶ディスプレイの解像度が1920×1080ドット。2モデルあり、CPUにCore i7-4700MQ(2.4GHz)を搭載するモデルは、メモリーが8GBで、グラフィックスにはエヌビディアのQuadro K1100Mを搭載する。Core i7-4800MQ(2.7GHz)のモデルはメモリーが16GBで、グラフィックスにエヌビディアのQuadro K2100Mを備える。ストレージは、500GBのHDDと、キャッシュ用に32GBのSSDである。

 どちらのモデルも、Thunderbolt端子を1個搭載する。重さは3.4kg。10月中旬の発売で、直販価格は23万1000円から。

 HP ZBook 17 Mobile Workstationの17.3型液晶ディスプレイは、解像度が1920×1080ドット。2モデルあり、CPUにCore 4700MQ(2.4GHz)を搭載するモデルは、メモリーが8GBで、ストレージは500GBのHDDを2個とキャッシュ用に32GBのSSDを搭載する。HDDはRAID構成をとることが可能だ。グラフィックスにはエヌビディアのQuadro K3100Mを採用する。

 Core i7-4800MQ(2.7GHz)のモデルは、メモリーが16GBで、ストレージに512GBのSSDを搭載する。グラフィックスにエヌビディアのQuadro K4100Mを備える。

 どちらも、Thunderbolt端子を1個搭載する。重さは4.0kg。10月中旬の発売予定で、価格は31万5000円から。

 ZBookの3製品には、3年間、土日や祝日にも対応するオンサイトサポートが標準で提供される。

 日本HPは同日、ワークステーション向けの液晶ディスプレイ製品を、10月3日に発売することも発表した。27型の「HP Z27i」と、30型の「同 Z30i」で、どちらも解像度は2560×1600ドットである。AH-IPSと呼ばれる液晶パネルを搭載し、低消費電力化、軽量化を図った。価格は、「HP Z27i」が7万7700円、「同 Z30i」が16万3800円である。