ソフトウェア・エー・ジーは2013年10月3日、エンタープライズアプリケーション統合プラットフォーム「webMethods」の最新版となる「webMethods 9.0 日本語版」を同日より提供開始すると発表した。

 最新版では、「モバイル」「ソーシャル」「クラウド」「ビッグデータ」の4つの力が活用できる新機能を追加したという。具体的な新機能としては、「webMethods CloudStreams」、「webMethods Mobile Gateway」、「webMethods Mobile Administrator」、「webMethods Command Central」、「webMethods ActiveTransfer」などがある。

 webMethods CloudStreamsは、クラウドとの連携を強化する。同ツールにより、Salesforce.comなどのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)とオンプレミスアプリケーションが統合できる。

 webMethods Mobile Gatewayでは、エンタープライズグレードのモバイルアプリケーションが構築できる。また、モバイルアプリと企業内リソースを安全に接続し管理する。

 webMethods Mobile Administratorは、モバイル機器とアプリケーションをクラウドで集中管理する。企業向けアプリストアおよびモバイル機器管理機能でアプリケーションの配信を簡素化。また、ネイティブアプリケーションにセキュリティポリシーを取り入れることで、自動的にポリシーが施行できるという。

 webMethods Command Centralは、オンプレミス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなど分散したwebMethods実装の制御を集中化し、一貫性を改善する。

 webMethods ActiveTransferは、取引先とのファイル転送の設定と管理を簡素化する。ファイル数や容量に制限なくミッションクリティカルなデータが転送できるという。

 また、最新版ではインメモリ技術「Terracotta」との統合が実現。大量トランザクションおよび大量データを高速処理できるようになるという。