写真●Android端末などからテレビに動画をストリーミング配信するスティック型デバイス「Chromecast」
写真●Android端末などからテレビに動画をストリーミング配信するスティック型デバイス「Chromecast」
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 米Googleは現地時間2013年10月2日、同社のスティック型映像配信端末「Chromecast」に米Huluの定額制ビデオオンデマンドサービス「Hulu Plus」が対応したと発表した。同日付でHuluがAndroid用iPad用の対応アプリケーションの最新版を公開しており、これをダウンロードすれば、Chromecastを介してHulu Plusのコンテンツをテレビで見られるようになる。

 ChromecastはGoogleが今年7月に米国で発売し、35ドルという価格の安さが話題になったストリーミング配信用の小型端末。テレビのHDMIポートに挿入し、スマートフォンやタブレット端末、パソコンから無線経由で映像を転送できる(関連記事)。発売当初は、米Netflixのビデオオンデマンド、Google傘下の「YouTube」、そして「Google Play」の映画、テレビ、音楽コンテンツがChromecastに対応していたが、これにHulu Plusが加わった。Hulu Plusのアプリケーションでは新たに「Cast」ボタンが備わっており、これをタップするだけで映像をテレビに映し出せる。

 米メディア(The VergeForbesUSA Today)によると、当初インターネットラジオの「Pandora」がChromecastに対応するとしていたが、いまだ対応アプリケーションは登場していない。また米国の有料チャンネルHBOの映像配信サービス「HBO GO」もChromecastへの対応が噂されているが、まだ正式発表はないという。

[Google公式ブログへの投稿記事]
[Hulu公式ブログへの投稿記事]