写真1●「Linuxセキュリティ標準教科書」の表紙(左)と1ページ(右)
写真1●「Linuxセキュリティ標準教科書」の表紙(左)と1ページ(右)
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 エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2013年10月1日、「Linuxセキュリティ標準教科書」を無償公開した。PDF形式およびEPUB形式で、クリエイティブコモンズ(CC)ライセンス「表示-非営利-改変禁止」で配布する。Kindle版および書籍版も有償で提供する。

 LPIはLinux技術者認定試験(LPIC:Linux Professional Institute Certification)を実施している国際組織。LPI-Japanは日本でLPICの推進や「OSS-DB技術者認定制度」を実施している特定非営利活動法人(NPO法人)。

 PDF版は180ページで、構成は以下の通り。

1章 はじめに ~セキュリティに関わる問題の原因と対策~
2章 Linuxサーバにおけるセキュリティ基本チェック
3章 iptablesによるパケットフィルタリング
4章 SELinux
5章 ACL
6章 OpenSSHによるサーバアクセスと、サーバ管理
7章 セキュリティツールによる改ざん検知と侵入検知
8章 セキュリティスキャンツールによる脆弱性のチェック
9章 WEB サーバ(apache)におけるセキュリティ

 「Linuxセキュリティ標準教科書」のPDF版およびEPUB版は、LPI-JapanのWebサイトからダウンロードできる。

 執筆は伊本貴士氏、面和毅氏、藤森健氏、小石川雅紀氏、安田恭行氏、嶋中賢佑氏が担当した。テキスト作成やアップデートについての意見交換はWikiサイトで行われており、誰でも参加できる。

 LPI-Japanはこれまでにも「Linux標準教科書」「Linuxサーバー構築標準教科書」「高信頼システム構築標準教科書」「オープンソースデータベース標準教科書」を無償公開している。