写真●RICOH PJ WX4141NIの外観
写真●RICOH PJ WX4141NIの外観
[画像のクリックで拡大表示]

 リコーは2013年10月2日、11.7~24.9センチメートルの近距離から投影できるプロジェクターの後継機「RICOH PJ WX4141」(全3機種、写真)を発表した。10月9日から販売する。従来機「WX4130」と比べて、輝度を2500ルーメンから3300ルーメンへと向上させたほか、壁掛け設置を可能にした。

 RICOH PJ WX4141および従来機のWX4130は、近距離でありながら大きな投影サイズを得られる、ミラー投写方式の超短焦点プロジェクターである。屈折レンズを使わず、複数のミラーを反射させて大きな投影面を作る。投影面の前方下部に設置し、本体上部から斜め上方に向かって投写する。最大表示解像度は、1280×800ドット。

 投写距離と画面サイズは、本体上部に設置したミラーからの距離(光学系からの距離)では、18.8センチメートル(48型)~31.7センチメートル(80型)。一方、最も投影面に近い本体背面からの距離(ワーキングディスタンス)では、11.7センチメートル(48型)~24.9センチメートル(80型)になる。

 今回、従来機(WX4130およびWX4130N)の後継機として、WX4141、WX4141N、WX4141NIの3機種を用意した。従来機と比較して、投写距離と画面サイズの関係はそのままに、輝度を2500ルーメンから3300ルーメンへと向上させた。これにより、中規模の会議室や教室などでも利用できるようになったとしている。さらに今回の機種から、本体を壁にかけて利用できるようにした。

 後継機である3機種それぞれの概要と想定価格(税別)は、以下の通り。ベースモデルであるWX4141は、21万9800円。WX4141にネットワーク機能(1000BASE-T×1、IEEE 802.11a/b/g/n)を追加したWX4141Nは、25万9800円。ネットワーク機能に加えて、専用ソフトをインストールしたパソコンと接続することで、同梱の電子ペンを使って投影面に書き込むことができるWX4141NIは、29万9800円。